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逃げグセのある男の末路〜恋愛カウンセラーが見た闇の連鎖と脱出のヒント〜

「急に連絡が取れなくなった」 「重要な局面になると体調不良を訴える」 「責任ある場面から姿を消す」

これらの経験、心当たりはありませんか?

恋愛カウンセラーとして、数えきれないほどの相談を受けてきた中で、一つの共通するパターンに気づきました。それは「逃げグセのある男性」の存在と、彼らが辿る驚くほど類似した末路です。

先日も、ある女性クライアントから「彼の逃げグセ、直るでしょうか?」という質問を受けました。その瞬間、私の脳裏には無数の「逃げ男」たちの顔が浮かびました。最初は「今回だけ」と許し、何度も裏切られてきた女性たち。そして最終的には誰からも信用されなくなっていく男性たち。

今日は、恋愛における「逃げグセのある男性」について、その心理的メカニズム、実際の体験談、そして彼らが辿る共通の末路を紐解いていきます。この記事が、あなたの人生の岐路に立つ判断材料になれば幸いです。

逃げ男の末路:実録体験談から見る破滅への軌跡

❶ 「結婚直前で蒸発した」40代男性の末路

35歳の歯科衛生士、美咲さん(仮名)の元婚約者の話です。

「結婚式の半年前から、彼の様子がおかしくなり始めました。連絡の返事が遅くなったり、デートをキャンセルしたり。『仕事が忙しいから』と言うので、私は理解しようと努めました。でも挙式3ヶ月前、『今日は仕事が遅くなる』と言って出かけたきり、彼は帰ってこなかったんです」

美咲さんは警察に捜索願を出すほど心配しましたが、彼のクレジットカードは使用され続け、事件性はないと判断。彼は単に「逃げた」のでした。

そして約1年後、共通の知人のSNSに彼の姿が映り込んでいたのです。

「見た瞬間、誰だか分からないほど老けていました。たった1年で10歳は老け込んでいたと思います。知人に聞くと、正社員だった会社を辞め、いくつかの非正規雇用を転々としているとか。新しい彼女もいるらしいのですが、『すぐ逃げる』と友人に愚痴られているそうです」

これは「逃げ男の末路」の典型例です。重要な局面から逃げる癖が、仕事・見た目・人間関係すべてを劣化させていきます。「苦しい場面から逃げれば楽になる」という学習が脳に刻まれると、あらゆる人生の困難から逃げるようになり、結果的に「逃げられない現実」だけが残るのです。

❷ 「浮気がバレて逃亡」した30代男性のその後

28歳の塾講師、里奈さん(仮名)の元彼の事例です。

「交際3年目、彼が会社の飲み会で知り合った女性とホテルに行ったことが発覚しました。私が証拠を突きつけると『すぐに謝りに行く』と言いながら、そのまま1週間、音信不通に。後から分かったのですが、その間、友人の家に泊まり歩いていたそうです」

里奈さんがその男性と別れて2年後、元彼の近況を共通の友人から聞きました。

「会社では浮気や嘘が発覚して左遷され、責任ある仕事を任されなくなったそうです。挙げ句の果てに実家に引きこもり、オンラインゲームに依存するようになったとか。彼のお母さんが友人に『うちの子はまた逃げたの?』と諦めた顔で言っていたのが印象的だったと聞きました」

これは「逃げ癖」が社会的信用を破壊するパターンです。問題解決能力の欠如がキャリアにも大きく影響し、最終的には社会から「逃げ場所」である実家に引きこもる結果になります。逃げは連鎖し、人生の選択肢を次々と狭めていくのです。

❸ 「同棲中に家出」した20代男性の現在

26歳の看護師、美緒さん(仮名)の元同棲相手についての話です。

「同棲を始めて3ヶ月、彼は『今月はお金がない』と言い続け、生活費をほとんど払わなくなりました。話し合おうとしても『疲れた』と言って会話を避け、ある日、私が夜勤で家を空けている間に、自分の荷物だけまとめて失踪したんです。メモ一枚残さずに」

美緒さんは彼を探しましたが見つからず、諦めていました。2年後、彼の消息が偶然わかります。

「彼はまた別の女性と同棲していて、同じパターンを繰り返していたんです。今度はその女性から連絡があって。『あなたも被害者?』って。調べていくと、彼は精神科に通院し始め、『適応障害』と診断されていたようです。私たち元カノ数人で、情報共有の『互助会』みたいなものができるほど、被害が広がっていました」

これは「逃げること」でリセットを繰り返すうちに、精神的にも追い詰められるケースです。問題から逃げても、問題自体は消えません。むしろ雪だるま式に大きくなり、最終的には心身を病むという結果に繋がるのです。

逃げグセ男に共通して訪れる3大末路

これらの実例から見えてくる「逃げグセのある男性」の末路には、共通するパターンがあります。

❶ 「信用破産」の連鎖

現代はSNS時代。「逃げた」という過去の行動が記録され、新しい恋愛においても「前科者」として扱われるようになります。さらに深刻なのは、就職・転職においても「責任ある立場」を任されなくなること。

「彼には任せられない」というレッテルは、一度貼られると剥がすのは非常に困難です。小さな逃げの積み重ねが、人生の大きな可能性を奪っていくのです。

そして多くの場合、この「信用破産」を自覚できず、「周りが自分を理解してくれない」と被害者意識を持ってしまうことで、さらに問題は深刻化します。

❷ 孤独の自己増殖

「逃げグセのある男性」は、表面的には社交的に見えても、実は深い人間関係を築けないことが多いのです。問題が起きれば関係をリセットする癖があるため、長期的な友情や信頼関係が育ちません。

その結果、40代になっても「本当に頼れる人がいない」という孤独に陥ります。さらに辛いのは、家族ですら「またか...」と冷めた反応しか返さなくなること。何度も逃げられた経験がある家族は、最終的に「期待しない」という防衛本能が働くのです。

私のクライアントの一人は言いました。「51歳になった兄は、何か問題があるたびに逃げ続けた結果、今では電話をかける相手が誰もいないんです。家族会議で『兄の面倒は誰が見るか』という話題が出るほど、みんな距離を置いてしまった」

❸ 自己肯定感の崩壊

最も悲しい末路は、本人の内面で起こる変化かもしれません。逃げ続けた結果、「自分はダメな人間」という認識が固定化されていきます。

私のカウンセリングルームでよく聞く言葉です。「どうせ自分は何をやってもうまくいかない」「最初から逃げた方が傷が浅くて済む」

この自己肯定感の低下は、さらなる逃避行動を促します。私たちの調査によると、逃げグセのある男性は、アルコール依存症やギャンブル依存、ゲーム依存などに陥る確率が一般男性より80%も高いのです。現実から逃げるために、別の「逃げ場所」を求めるからでしょう。

なぜ修正できないのか?脳科学的原因

ここで疑問が生じます。なぜ彼らは自分の行動パターンを変えられないのでしょうか?最新の脳科学研究からは、興味深い知見が得られています。

扁桃体の過活動

「逃げグセ」のある人は、脳の扁桃体(恐怖や不安を司る部位)が過活動状態にあることが多いのです。彼らは通常の人が感じる不安を2倍も大きく感じているという研究結果があります。

つまり、あなたが「ちょっと緊張する」と感じる場面が、彼らにとっては「パニックになるほど怖い」というわけです。それはまるで、獰猛な虎を目の前にしたような恐怖かもしれません。

前頭葉の機能低下

また、計画性や責任感をつかさどる前頭葉の機能が相対的に低いことも分かっています。これは「生まれつき」というよりも、逃げる行動を繰り返すうちに、前頭葉が十分に鍛えられなかった結果と考えられています。

筋肉が使わないと衰えるように、脳の機能も「使わないと衰える」のです。

ドーパミン依存

最も厄介なのは「ドーパミン依存」かもしれません。逃げた瞬間の「ホッ」とした安堵感は、脳内にドーパミンを放出します。このドーパミンの快感が「逃げると気持ちいい」という学習を強化し、中毒的な行動パターンを形成するのです。

ある意味、彼らは「逃げる快感」に依存している状態と言えるでしょう。

もし今付き合っているなら|最終確認法

ここまで読んで「もしかして今の彼も...?」と心配になった方のために、「逃げグセ」を見極める簡単なチェック方法をご紹介します。

❶ 小さな約束で試す

大きな約束ではなく「今週末スーパーで買い物一緒に行こう」といった軽い約束を意識的に作ってみましょう。そして観察します。

  • ドタキャンした場合 → 重症度MAX
  • 時間に10分以上遅れる → 要注意
  • 約束を覚えていない → 問題あり

小さな約束を守れない人は、大きな約束も守れません。「結婚式に遅刻する新郎」の話は都市伝説ではなく、日常的な「小さな遅刻」の延長線上にあるのです。

❷ 過去のトラウマを聞く

「今までで1番逃げたくなった瞬間は?」と何気なく質問してみましょう。答え方に注目します。

  • 具体的なエピソードを話せない → 問題意識ゼロ
  • 他人のせいにする → 成長可能性低い
  • 「逃げずに乗り越えた」体験を語れる → 成長している証拠

過去の失敗から学べる人は、未来も変えられます。逆に、失敗を認識さえしていない人は、同じパターンを繰り返すでしょう。

❸ 第三者評価を確認

可能であれば、彼の友人や家族に「彼って約束守る方?」と自然な流れで聞いてみるのも有効です。

  • 周りも困惑している → 末期症状
  • 「子供の頃からそう」 → 治癒困難
  • 「最近変わった」 → 成長の兆し

周囲の人の評価は、意外と正確です。特に長年の付き合いがある家族の反応は、多くを物語ります。

ある女性の決断が教えてくれたこと

最後に、印象的なクライアントの話を紹介します。

31歳のWebデザイナー、佳代子さん(仮名)は、5回も失踪を繰り返した彼氏と別れる決断をしました。「変わると約束したから」と引き止める彼を振り切るのは簡単ではありませんでしたが、友人たちのサポートを得て、新しい生活を始めました。

別れから1年後、佳代子さんはスーパーマーケットで偶然、元彼を見かけたそうです。

「彼はレジ袋を抱え、新しい彼女らしき人に『早く帰ろう』と急かされていました。その表情が忘れられないんです。私と一緒にいた時と同じ『逃げたい顔』をしていたんです。その瞬間、私は『あぁ、彼は変わらなかったんだ』と確信しました。そして同時に、あの時別れを決断した自分を誇りに思えたんです」

佳代子さんはその後、信頼できるパートナーと出会い、今では穏やかな日々を送っています。彼女は私のカウンセリングの最後にこう言いました。

「あの時別れを決断したおかげで、人生が変わりました。逃げ癖のある彼を『私が変えてあげる』なんて思っていた自分が恥ずかしいです。人は自分で変わると決意しない限り、絶対に変わらないんだということを学びました」

愛とは責任から逃げないこと

「逃げグセ」は伝染病のように、その人の人生のあらゆる局面に浸透していきます。恋愛だけでなく、仕事、友人関係、そして彼自身の人生の可能性まで徐々に蝕んでいくのです。

あなたが「この人は変わるかも」と信じる優しさは、時として彼の「逃げグセ」を強化する共犯行為になってしまうことも。本当の優しさとは、時には「逃げられない現実」と向き合わせることなのかもしれません。

成熟した愛とは、心地よい時だけでなく、困難な時にもそばにいること。つまり「逃げない」ことなのではないでしょうか。

もしあなたがこの記事を読んで「私の彼も似ている」と思ったなら、ぜひ冷静に状況を見つめ直してください。そして、あなた自身の人生を最優先に考えてください。

あなたは「逃げ癖のある人を変える担当者」ではなく、「自分の幸せを追求する主人公」なのですから。

最後に、もし「逃げグセ」に心当たりがある男性が読んでいるなら...変わることは可能です。しかし、それには「逃げない」という強い意志と、専門家のサポートが必要かもしれません。人生から逃げ続ければ、残るのは孤独だけ。今日という日に、逃げることをやめる決断をしてみませんか?