モテる口説き

マッチングアプリや日常でのモテる口説き方。恋愛心理セラピスト監修の恋愛術。

恋愛における「理想の高さ」メリットとデメリット、向き合い方

恋愛における理想の高さは諸刃の剣 〜あなたの「譲れないもの」は何ですか?

先日、久しぶりに大学時代の友人たちと居酒屋で飲んでいた時のこと。独身の友人が溜息交じりにこんなことを言い出しました。

「私、もう33歳なのに全然良い人と出会えないんだよね。みんな何かしら足りない気がして...」

彼女の言葉に、別の友人が「あなたって、理想が高すぎるんじゃない?」と返すと、場の空気が少し緊張しました。

「理想が高い」というのは、恋愛においてよく耳にするフレーズです。ときに称賛されることもあれば、批判されることもある、まさに諸刃の剣。あなたは自分のことを「理想が高い人」だと思いますか?それとも「現実的な人」でしょうか?

私自身、長い間「理想が高い」と言われ続けてきた一人です。でも最近になって、その「理想の高さ」について改めて考えるようになりました。それは果たして自分の幸せにつながっているのか、それとも邪魔をしているのか...。

今日は、恋愛における「理想の高さ」について、メリットとデメリット、そして向き合い方を、実体験や友人たちの経験を交えながら掘り下げていきたいと思います。

「理想が高い人」とは?

まず、「理想が高い人」とはどういう人なのでしょうか?

簡単に言えば、恋愛においてパートナーや関係性に対して明確な基準や期待を持つ人のことです。それは、外見であったり、性格、価値観、経済力、ライフスタイルなど、様々な面で「こうであってほしい」という具体的なイメージを持っていることを意味します。

「背が高くて、優しくて、経済力があって、家事も上手で、趣味も合って...」

こんな風に理想のパートナー像が細かく設定されている人は、「理想が高い」と言われがちですよね。でも、それは本当に悪いことなのでしょうか?

理想が高いことのメリット ー 明確な指針がある強み

「理想が高い」ことには、実は多くのメリットがあります。その中でも特に大きなものを3つ挙げてみましょう。

1. 自分に合ったパートナーを見つけやすい

理想が高い人は、自分の価値観やライフスタイルに合う相手を明確にイメージしているため、妥協せずに自分に最適なパートナーを探せることがあります。

私の友人・美香(30歳)は、「誠実で、家族を大切にする男性」を理想としていました。見た目や経済力よりも、価値観の一致を重視していたんです。彼女がマッチングアプリで出会った男性は、ルックスは普通で年収も平均的でしたが、家族との時間を大切にする誠実な人柄が伝わってきて、美香はすぐに惹かれました。

「最初から『家族を大切にする人』という基準があったから、彼の良さに気づけたんだと思う。もし漠然と相手を探していたら、もっと表面的なことに惑わされていたかも」

美香と彼は今、結婚を前提に交際中です。このケースでは、理想が明確だったからこそ、本当に大切なものを見抜くことができたのでしょう。

あなたも何か「絶対に譲れない条件」はありますか?それは意外と重要な道しるべになるかもしれませんね。

2. 自己成長のモチベーションになる

理想の相手を求める過程で、自分自身もその理想に近づこうと努力することがあります。「高望み」と揶揄されることもありますが、それが自分を高める原動力になることも少なくありません。

例えば、パートナーに知的な人を求めるなら、自分も知識を深める努力をするでしょうし、健康的な生活を送る人を求めるなら、自分も食生活や運動習慣を見直すきっかけになります。

私の場合、「世界中を旅するような冒険心のある人」を理想としていたため、自分自身も海外経験を積むように。最初は相手に求めていた条件が、いつの間にか自分の成長目標になっていました。

「理想の相手に出会いたい」という気持ちが、自分を磨くモチベーションになる—これって素敵なことだと思いませんか?

3. 中途半端な関係に流されない

高い基準を持つことで、明らかに合わない相手や不健全な関係に深入りせず、健全な境界線を保ちやすくなります。自分の価値観を大切にするため、相手に無理に合わせたり、都合の良い関係に甘んじることが少ないのです。

20代後半の友人・直子は、自分の理想を明確に持っていたおかげで、「何となく付き合う」という関係を避けられたと言います。

「『この人とは価値観が合わないな』と感じたら、早めに距離を置くようにしていました。そのおかげで、ズルズルと長引く不毛な関係や、傷つき合う恋愛を避けられたと思います」

理想を持つことは、自分を守ることにもつながるんですね。

理想が高いことのデメリット ー 自分を縛る落とし穴

一方で、理想が高すぎることによるデメリットも見逃せません。特に以下の3つは、多くの人が経験しがちな落とし穴です。

1. 出会いの機会が減る

理想が高すぎると、条件に合う人が少なくなり、出会いや恋愛のチャンスが狭まる可能性があります。

私の友人・健太(34歳)は、理想が高すぎて苦労した典型的な例です。彼は「外見は美人で、知的で、経済力があり、ユーモアのセンスも抜群」という条件を求めていました。具体的には「モデル並みのルックス」「海外留学経験者」「年収600万円以上」「会話が面白い人」という具体的な条件まで挙げていたのです。

マッチングアプリや合コンで数十人の女性と会いましたが、「この人は見た目が好みだけど知性が足りない」「この人は頭が良いけどユーモアがない」と、誰も条件に完全に当てはまらず、何年も交際に至らないことが続きました。

ある日、親しい友人に「健太、お前の理想が高すぎて誰も選べないんじゃないか?」と言われ、彼は初めて自分の基準について考え直したそうです。

「確かに条件にこだわりすぎて、良い出会いを見逃していたかもしれない...」

その後、健太は「絶対に譲れない条件」と「あれば嬉しい条件」を区別するようになり、出会いの幅が広がったと言います。

皆さんは細かい条件をつけすぎて、良い出会いを逃していませんか?「背が高い」「年収が良い」「趣味が合う」といった条件の中で、本当に譲れないものは何でしょうか?

2. 相手に過度な期待を押し付ける

理想が高いと、相手に対して非現実的な期待を抱き、関係が始まっても不満を感じやすくなります。「完璧なロマンス」を求めすぎて、相手の人間らしい欠点を受け入れられなくなるのです。

30代前半の友人・由美は、恋人に「常に自分を第一に考えてくれる」「電話やメッセージにすぐ返事をくれる」「サプライズでロマンチックなイベントを計画してくれる」といった理想を求めていました。

実際に付き合った彼氏は悪い人ではなかったのですが、由美の高い期待に応えきれず、彼女は常に「もっとこうしてほしい」という不満を抱えていたそうです。

「彼は悪くなかったんだけど、私の中の『理想の彼氏像』と現実のギャップに苦しんでいました。今思えば、相手に求めすぎていたんだと思います」

理想が高すぎると、良い関係が始まっても、常に「もっと」を求めてしまい、今ある幸せに気づけなくなることがあります。あなたは現在のパートナーや、これまでの恋人に対して、現実的な期待を持てていましたか?

3. 「高望み」と見られ、誤解される

理想が高いことを公言すると、周囲や異性から「現実的でない」「高飛車」と誤解され、恋愛の機会がさらに減るリスクもあります。

私の友人・真理子(28歳)は、「理想が高い」という評判が立ってしまい、合コンにも誘われなくなった経験があります。彼女自身は「価値観の合う人と出会いたい」と思っていただけなのに、周囲には「あの子は高望みしてる」と捉えられていたのです。

「私の話を聞いて、友人が『そんなハイスペック男性、いないよ』と言うんです。でも私は年収とか容姿じゃなくて、一緒にいて心地よい人が良いって言っているのに...」

理想を語ることで、意図せず壁を作ってしまうこともあるんですね。

理想の高さがもたらした複雑な結果 ー 友人の体験談

ここで、理想の高さが良い面も悪い面も引き出した、印象的な友人の体験談を紹介します。

絵美(29歳)は「恋愛では一緒に成長できる、向上心のある男性」を理想としていました。具体的には「起業家精神がある」「趣味で新しいことに挑戦している」人を求めていたのです。

この理想があったからこそ、絵美自身も仕事で資格を取ったり、趣味のヨガを極めるなど自己成長に励みました。理想が高いことが、彼女自身を高めるモチベーションになっていたのです。

実際に付き合った彼氏・聡は、まさに彼女の理想通り、自分のビジネスを立ち上げようとしている野心家でした。絵美は彼の情熱や行動力に惹かれ、「理想通りの人に出会えた!」と喜んでいました。

しかし、交際が進むと問題も見えてきました。聡は仕事に情熱を注ぐ分、絵美との時間が取れず、彼女の求める「一緒に過ごす時間」「共に成長する体験」を満たせなかったのです。

「彼は素晴らしい人だし、まさに私が求めていた『向上心のある人』だった。でも同時に、私が大切にしていた『一緒に時間を過ごす』ということが難しかった。理想のパーツは揃っていたのに、全体として私が求めていたものとは違ったんです」

結局、二人は1年ほどの交際の末、別れることになりました。絵美はこの経験を通じて、「理想」は単なるチェックリストではなく、もっと複雑なものだと気づいたそうです。

「『起業家精神がある』という条件だけを見ていたけど、実は私が本当に求めていたのは『一緒に夢を語り合える時間』だったんだと思います。条件だけでなく、関係性の質が大事だということに気づきました」

この話からわかるように、理想が高いことは、自分を高めることにつながる一方で、時に本当に大切なものを見逃す原因にもなりうるのです。

理想が高い人が幸せになるための向き合い方

では、理想が高い人が幸せな恋愛関係を築くためには、どのように自分の理想と向き合えばいいのでしょうか?以下に4つのアプローチを紹介します。

1. 理想を明確にしつつ柔軟性を持つ

まずは、自分の理想をリストアップしてみましょう。そして、「絶対に譲れないもの」と「妥協できるもの」を分けてみてください。例えば、「誠実さ」は必須でも「身長」や「趣味」は妥協可能、というように。

先ほど紹介した美香のように、価値観(誠実さ)を重視しつつ、外見や経済力には幅を持たせると、出会いの可能性が広がります。

私自身も、以前は「背が高い」「年収が良い」「趣味が合う」などの条件にこだわっていましたが、今は「価値観が合う」「一緒にいて心地よい」「お互いを尊重できる」といった本質的な部分を重視するようになりました。

結果として、以前なら見向きもしなかったタイプの人との素敵な出会いがあり、視野が広がったように思います。

理想は持ちつつも、柔軟性を持つ—これが最初の大切なポイントです。

2. 自分自身も理想に近づく努力を

相手に高い基準を求めるなら、自分もその基準に見合う努力をすることが大切です。パートナーに知性を求めるなら、自分も学び続ける姿勢を持ち、経済力を求めるなら、自分もキャリアを磨く。

これは単なる「釣り合い」の問題ではなく、自分が求める価値観を自ら体現することで、同じ価値観を持つ人と自然に引き寄せ合えるという側面もあります。

私の友人・健太は、理想の相手に「健康的な生活習慣」を求めていましたが、自分はジャンクフードばかり食べていました。ある時、「自分に求めていないことを相手に求めるのはおかしいな」と気づき、自分の食生活を見直し始めました。すると、ジムで知り合った健康志向の女性と交際に発展。お互いの価値観が合致した関係を築けています。

自分が理想とする人になる努力をする—これが二つ目の重要なポイントです。

3. 相手の人間らしさを受け入れる

誰もが完璧ではないことを受け入れ、小さな欠点を許容する心の余裕を持つことも大切です。理想は「相手を縛るルール」ではなく「関係を築くガイドライン」として捉えましょう。

先ほどの由美は、彼氏に完璧なロマンスを求めすぎて関係が続きませんでしたが、その後の恋愛では「相手の欠点も含めて好きになる」ということを意識するようになったそうです。

「彼はサプライズは苦手だけど、日常の小さな気遣いがすごく上手。以前の私なら『もっとロマンチックなことをして』と求めていたけど、今は彼なりの愛情表現を受け取れるようになりました」

完璧を求めず、相手の個性や成長過程も含めて受け入れる—これが三つ目のポイントです。

4. 周囲の意見を参考に

時に、自分では気づかない「理想の高さ」があることも。信頼できる友人や家族に「自分の理想は現実的か?」を聞いてみるのも良いでしょう。客観的な視点で、自分の基準が高すぎないか見直すきっかけになります。

健太は友人からの一言がなければ、まだ高すぎる理想に縛られていたかもしれません。時に耳の痛い意見でも、受け入れる柔軟さが大切です。

私自身も、友人から「あなたが求めるものって、自分で実現できてる?」と問われて、はっとしたことがあります。他者の視点は、自分の盲点に気づかせてくれることがあるんですね。

「理想」と「現実」の間で ー 自分らしい幸せを見つけるために

「理想が高い」ことは、決して悪いことではありません。それは自分の価値観を大切にし、妥協しない強さの表れでもあります。しかし、理想にこだわりすぎると、かえって自分の幸せから遠ざかってしまうこともあります。

大切なのは、理想と現実のバランスを取りながら、自分にとっての本当の幸せとは何かを見極めること。チェックリストのような条件だけでなく、「この人といると心地よい」「一緒にいて自然体でいられる」といった感覚的な部分も大切にしてみてください。