モテる口説き

マッチングアプリや日常でのモテる口説き方。恋愛心理セラピスト監修の恋愛術。

恋愛関係で周りの人を不幸にしてしまう人の特徴

「あのとき別れておけばよかった」

いつからだろう?彼と一緒にいると、心がどんどん疲れていくような感覚。少し前までは、一緒にいるだけで幸せだったはずなのに。

この言葉、耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

恋愛は私たちの人生を彩る大切な要素。でも時に、深く関わるべきではなかった人と縁を結んでしまうことがあります。気づいたときには、自分らしさを見失い、精神的にも追い詰められている...そんな経験をした人は決して少なくないはずです。

先日、友人の悩みを聞いていて、ふと思ったんです。「幸せなはずの恋愛が、なぜこんなに人を苦しめることがあるのだろう?」と。

今日は、そんな「周りの人を不幸にしてしまう人の特徴」について、特に恋愛関係に焦点を当てて考えていきたいと思います。もしかすると、あなた自身や大切な友人が今まさにそんな関係の中にいるかもしれません。この記事が、自分や大切な人を守るための小さなきっかけになれば幸いです。

私自身、過去に精神的に消耗する恋愛を経験しました。その時は「恋愛とはこういうものなのかな」と思っていましたが、今振り返れば明らかに不健全な関係でした。そんな経験も踏まえながら、皆さんと一緒に考えていきましょう。

恋愛において周りを不幸にしがちな人には、いくつかの共通する特徴があります。ひとつひとつ見ていきましょう。

「私の気持ちが一番大事でしょ?」―極度な自己中心性

最初に挙げられるのは、極度な自己中心性です。常に自分の感情や欲求が最優先で、相手の気持ちや状況をほとんど考慮しない人がいます。

「今日は仕事で疲れているから家でゆっくりしたい」と伝えても、「でも私に会いたいの!」と押し切られる。自分の思い通りにならないと不機嫌になったり、あなたを責めたりすることも。

こういう人と付き合っていると、いつしか自分の気持ちよりも相手の機嫌を取ることが優先されるようになります。自分の欲求や感情を後回しにする習慣がつくと、徐々に自分らしさが失われていくんですよね。

あなたは最近、自分の気持ちを後回しにすることが増えていませんか?それは、恋人や親しい人が自己中心的かもしれないサインです。

「どこに行くの?誰と会うの?」―過度な束縛と支配

次に気をつけたいのは、過度な束縛と支配です。これは「心配だから」「愛しているから」という言葉で包まれていることが多いので、要注意です。

相手の行動を逐一把握しようとしたり、友人関係や趣味にまで口出ししたりするなど、あなたを自分のコントロール下に置こうとする行動。これは愛情表現ではなく、相手の自由を奪う行為なのです。

「友達と会うなら、写真を送って」「その服は着ない方がいい」「なんでそんなことに興味があるの?くだらない」

こんな言葉を頻繁に聞くようになったら、それは束縛の始まりかもしれません。最初は「心配してくれているんだな」と思えても、次第に息苦しさを感じるようになりますよね。

恋愛において、お互いの個性や自由を尊重することはとても大切。「監視」と「気遣い」は全く別物なのです。

「どうせダメだよ」―ネガティブ思考と批判癖

物事を常に否定的に捉え、あなたの欠点ばかりを指摘したり、他人と比較して貶めたりする人もいます。

「あなたってそういうところあるよね」「どうせ無理でしょ」「○○さんはもっとできるのに」

こんな言葉を繰り返し聞かされていると、自分に自信が持てなくなり、次第に挑戦する意欲も失われていきます。一緒にいると、こちらのエネルギーまで吸い取られてしまうような感覚に陥ることも。

批判は時に成長のきっかけになることもありますが、愛する人からの言葉は特に影響力が大きいもの。建設的なアドバイスと一方的な批判は違います。常に批判され続ける関係は、あなたの心を確実に蝕んでいきます。

「今日は機嫌がいいかな...」―感情の起伏が激しく、情緒不安定

ちょっとしたことで激怒したり、急に落ち込んだりするなど、感情のコントロールが苦手な人との関係も要注意です。ジェットコースターのような感情の波に振り回され、あなたは常に相手の顔色をうかがい、気を遣わなければならなくなります。

朝は機嫌が良くても、昼には不機嫌になり、夜にはまた優しくなる...。そんな予測不可能な感情の変化に対応していると、心はどんどん疲弊していきます。

自分の気持ちも大切にできない相手は、あなたの気持ちも大切にすることができるでしょうか?感情のコントロールは難しいことですが、少なくとも自分の感情があなたに与える影響に無自覚であることは問題です。

「そんなことしてない」―嘘やごまかしが多い

信頼関係は恋愛の土台です。しかし、自分に都合の悪いことは隠したり、平気で嘘をついたりする人もいます。小さな嘘の積み重ねが、やがて大きな不信感を生み出すことになります。

「遅れた理由は電車が遅延したから」と言いながら、実はそうではなかった。「もう連絡しない」と約束したのに、また元恋人とやり取りしていた...。

一度嘘がばれると、「これも嘘かも?」「あれも本当じゃなかったのでは?」と疑心暗鬼になってしまいます。信頼を取り戻すのは、失うよりもずっと難しいことです。

「僕は悪くない」―責任転嫁をする

何か問題が起こった際に、自分の非を認めず、すぐに相手や環境のせいにする人との関係も難しいものです。

「僕がキレたのは、あなたがそういう言い方をしたからだよ」「遅刻したのは道が混んでたせいで、僕は悪くない」

責任転嫁をする人と一緒にいると、どんな問題も解決に向かいません。なぜなら、問題解決の第一歩は自分の責任を認めることだからです。常に問題の原因を外に求める人との間では、建設的な話し合いができず、同じ問題が繰り返されるだけになります。

「当たり前でしょ?」―感謝の気持ちがない

あなたがどれだけ尽くしても、感謝の言葉がなかったり、やってもらって当たり前という態度を取ったりする人もいます。

「誕生日プレゼントありがとう」の一言もなかったり、あなたが料理を作っても「普通じゃん」と言われたり。そんな経験はありませんか?

感謝されない関係の中で尽くし続けると、次第に虚しさや空しさを感じるようになります。「私の存在や行動には価値がないのかな」と自己否定感も強くなりがちです。

健全な関係では、お互いの行動や気持ちに感謝し合うことで、愛情や絆が深まっていくもの。感謝の気持ちを表現できない人は、あなたの価値に気づいていないのかもしれません。

「なんでそんな人と話すの?」―嫉妬深く、他人と比較する

相手が自分以外の異性と話すだけで嫉妬したり、常に自分と他人、あるいは自分の恋人と他人の恋人を比較して優劣をつけたがる人もいます。

「あの人とそんなに楽しそうに話して」「○○さんのほうが優しいよね」「あの夫婦はもっと仲がいいのに」

嫉妬や比較は、不安や自信のなさから生まれることも多いですが、度が過ぎると相手を窮屈にさせてしまいます。常に比較されることで、「自分はこのままでは十分ではないのかも」という思いが募り、自己肯定感が下がっていくのです。

「で、私の話なんだけど」―コミュニケーションが一方的

自分の話ばかりで相手の話を聞こうとしなかったり、自分の意見を押し付けたりする人との関係も、長続きするのは難しいでしょう。

会話の主導権を常に握り、あなたの意見や考えを遮ったり、聞き流したりする態度。これでは対等なコミュニケーションが成り立ちません。

コミュニケーションは双方向のもの。お互いの話に耳を傾け、理解し合うことで関係は深まります。一方的な会話が続く関係では、あなたの存在が薄れていく感覚に襲われるかもしれません。

「あなたがいないと生きていけない」―過度な依存

精神的に相手に依存しすぎたり、相手がいないと何もできないような態度を取ったりする人もいます。一見、深い愛情表現のように思えるかもしれませんが、実はとても不健全な関係の形なのです。

「あなたが返信してくれないと不安で眠れない」「あなたがいないと何もする気が起きない」

このような言葉や態度は、相手に大きな負担を強いることになります。あなたの行動や選択が、相手の精神状態を左右するという重圧は、次第に関係を歪めていきます。

健全な関係とは、お互いが自立した個人として存在しながら、共に歩んでいくもの。過度な依存は、相手の自由を奪い、あなた自身も成長する機会を失ってしまうことになるのです。

ここまで読んで、もしかしたら「あれ?私の恋人や友人に当てはまる特徴がある...」と感じた方もいるかもしれませんね。でも、これらの特徴が全て当てはまるわけではないですし、程度の問題もあります。

ここからは、実際にこのような特徴を持つ人との関係に悩んだ方々の体験談をご紹介します。他の人の経験から学ぶことで、自分自身の状況を客観的に見つめ直すきっかけになればと思います。

「息をするのも怖かった日々」―常に監視されているような息苦しさ

友人の美咲は、付き合っていた彼氏について、こう語ってくれました。

「元カレは、私が誰とどこで何をしているか常に把握していないと気が済まない人でした。LINEの返信が少しでも遅れると鬼のように着信があり、ある日男友だちと食事に行っただけで浮気を疑われました。最初は『心配してくれているんだ』と思っていたけど、次第に友人との連絡も減らし、趣味も諦め、彼の機嫌を損ねないように行動するようになっていました。気づいたら、自分の人間関係も、やりたいこともどんどん失われていて...。別れを切り出したときは猛反対されましたが、友人の助けもあって関係を断つことができました。今思えば、あの関係は明らかに不健全でした。別れた今、本当に解放された気分です」

美咲の話を聞いて思ったのは、彼女は「愛情」と「支配」の区別がつかなくなっていたということ。過度な束縛や監視は、決して愛情表現ではありません。それは相手への不信感や自分の不安を相手にぶつけているだけなのです。

「もうダメだと思い込んでいた」―褒めてくれず、ダメ出しばかりの毎日

次は、30代の拓也さんの経験です。

「元カノは、僕のすることなすこと全てにダメ出しをする人でした。仕事で成果を上げても『もっとできるはず』、家事を手伝っても『やり方が違う』と、褒めてくれることはほとんどありませんでした。最初は『彼女は完璧主義なんだな』と思っていましたが、次第に自信を失い、何をするにも彼女の評価が気になり、自分らしさを見失ってしまいました。友人に『最近元気ないね』と言われて初めて、自分が変わってしまったことに気づいたんです。別れを決意して、今は自分を認めてくれる人と出会い、少しずつ自己肯定感を取り戻しています」

拓也さんの話からわかるのは、常に批判され続けることで、自己肯定感がどんどん低下していくということ。愛する人からの言葉は特に心に響くものです。否定的な言葉を浴び続けると、自分自身を否定するようになってしまいます。

「嘘に気づくのが遅すぎた」―平気で嘘をつき、振り回される日々

20代後半の菜々子さんは、こんな経験を語ってくれました。

「付き合っていた彼は、お金にルーズで、私に何度も嘘をついてお金を借りていました。最初は『すぐ返すから』という言葉を信じていましたが、返済されることはなく、問い詰めると逆ギレされる始末。でも『彼には事情があるんだ』と信じたい気持ちもあって、なかなか別れられませんでした。彼の嘘に振り回され、精神的にも金銭的にもボロボロになりました。友人や家族に『おかしいよ』と言われても聞く耳を持たず...。気づいたときには相当な額のお金を失っていました。もっと早く見切りをつけるべきだったと後悔しています」

菜々子さんの経験から学べるのは、「言葉」より「行動」を見ることの大切さです。何度も同じ約束をしては破る人は、言葉ではなく行動のパターンを見るべきなのです。また、周囲の客観的な意見に耳を傾けることも大切ですね。

「毎日がサバイバル」―感情のジェットコースターに疲弊

30代前半の健太さんは、こんな体験を語ってくれました。

「元カノは感情の起伏がとても激しい人でした。機嫌が良いときは天使のように優しいのですが、一度スイッチが入ると手がつけられないほど怒り出し、物を投げたり暴言を吐いたりすることもありました。何がきっかけで怒るのか予測できないので、いつ地雷を踏むか分からず、常に彼女の顔色をうかがって生活していました。彼女の機嫌を取ることが日々の最優先事項になり、自分のやりたいことはどんどん後回しに。心が休まる暇がなく、一緒にいるだけで疲弊しきってしまいました。別れた後は、静かな日常の尊さをひしひしと感じています」

健太さんの話から考えさせられるのは、関係における「心の安全」の大切さです。常に相手の機嫌を気にして生きることは、とても消耗します。恋愛関係は、お互いがリラックスして自分らしくいられる場であるべきではないでしょうか。

これらの体験談を読んで、もしかしたら「私も似たような経験がある」と思った方もいるかもしれません。あるいは「今まさにこんな関係の中にいるかも」と気づいた方もいるでしょう。

では、もし周りにこのような特徴を持つ人がいたら、私たちはどうすれば良いのでしょうか?

「自分を守るために」―対処法と心構え

まず大切なのは、適切な距離を保つことです。深入りしすぎないように注意し、精神的な境界線をしっかりと引きましょう。「NO」と言える勇気も必要です。相手の要求全てに応える必要はないのです。

次に、自分を大切にすることを忘れないでください。相手の言動に振り回されず、自分の感情や意見を尊重することが大切です。「私はこう思う」「私はこうしたい」という自分の気持ちを大事にしましょう。

また、客観的な意見を聞くことも有効です。恋愛中は相手のことを美化したり、問題を過小評価したりしがちです。信頼できる友人や家族に相談し、客観的なアドバイスをもらうことで、自分では気づかなかった視点に気づくことができるかもしれません。

そして、どうしても改善が見られない場合は、自分の心を守るために、関係を見直す勇気も必要です。「別れる」という選択肢は最後の手段かもしれませんが、時にはそれが自分を守る唯一の方法であることもあります。

「変われる可能性」―全ての人が救えないわけではない

もちろん、このような特徴を持つ人全てが「救えない」わけではありません。自分の問題に気づき、変わろうとする意志がある人もいます。

カウンセリングなどの専門的な助けを求めたり、コミュニケーションの取り方を学んだりすることで、関係性は改善する可能性があります。ただし、それは相手自身が問題を認識し、変わりたいと思っていることが前提です。

あなたの愛だけで相手を変えることはできません。変わるのは、本人の意志があってこそなのです。

「自分自身を振り返る」―私たちの中にある問題

最後に、大切なことを一つ。私たち自身も、知らず知らずのうちに周りの人を不幸にしている可能性があることを忘れてはいけません。

完璧な人間なんていません。誰しも欠点や問題を抱えています。だからこそ、時には自分自身の言動や態度を振り返ることも大切ではないでしょうか。

自分が相手にどのような影響を与えているのか、自分の言動や態度は相手を幸せにしているのか不幸にしているのか、時には客観的に考えてみる機会を持つことも必要です。