「急に連絡が減った…」「なんだか距離を感じる…」
恋愛において、このような不安を感じたことはありませんか?特にB型女性との関係では、「放置する」という選択が思わぬ方向に関係を動かすことがあります。でも、なぜそうなるのでしょうか?
私は長年、恋愛カウンセラーとして様々なカップルの相談に乗ってきました。その経験から言えるのは、B型女性の恋愛心理は実に奥深く、一筋縄ではいかないということ。今日は、リアルな体験談を交えながら、B型女性を「放置する」とどうなるのか、その心の動きを紐解いていきます。
「放置」という言葉には少し語弊があるかもしれませんね。ここでいう「放置」とは、あえて積極的なアプローチをせず、相手のペースや反応を見守る態度のことです。では、この「放置」がB型女性の心にどう響くのか、具体的なケースから見ていきましょう。
▼ケース1:放置したら逆に積極的になって戻ってきた
30代のA型男性は、交際初期の出来事をこう振り返ります。
「付き合い始めて3ヶ月くらいのときでした。それまでは毎日のようにメッセージを交換していたのに、彼女が急に『最近忙しくて…』と言い始めて、連絡が減ったんです。最初は不安になったけど、追いかけるとかえって逃げるんじゃないかと思って、あえて何も言わずに2週間ほど放っておいたんです」
すると意外なことが起こります。彼女から「最近会えてないね…会いたいな」というメッセージが届いたのです。しかも、その後は以前より頻繁に連絡を取ってくるようになったとか。
「正直、『もう終わりかな』と思ってたので驚きました。でも、放っておいたことで逆に私のことが気になり始めたみたいです」
これには、B型女性特有の心理メカニズムが関係しています。B型の方は自由を大切にする傾向があり、束縛されると本能的に逃げたくなります。でも、本当に好きな相手から完全に放置されると「もしかして見放された?」という不安が頭をもたげてくるのです。
特に興味深いのは、B型女性は「自分から離れたい」と思うのは自分の意思であり本音なのに、「相手から離れられる」のは耐えられないという矛盾した心理を持つことがあるという点です。自分が主導権を握りたいという気持ちが強く、相手が引くと「待て、それは私が決めることだ」という反発心が働くのですね。
ある心理カウンセラーはこう説明します。「B型の方は自立心が強く、自分の意思で進む方向を決めたいと考えます。だから、相手が離れていくという選択をすると、『その決断をするのは私のはずなのに』と違和感を覚えるんです」
このケースで効果的だった対処法は「完全に無視するのではなく、少し『隙』を見せる」というものでした。SNSで楽しそうな様子をアップしながらも、あえて彼女には直接連絡しないなど、「気にしてないアピール」をするのが効果的だったようです。
また、彼女が戻ってきたときには、しばらくは優しく受け入れつつも、すぐにベタベタと甘えすぎるとまた逃げられる可能性があるので、程よい距離感を保つことも大切だと言います。
「彼女が戻ってきたとき、『寂しかったよ〜!』とすぐに甘えたい気持ちをグッとこらえて、『あ、元気だった?久しぶりだね』くらいの反応にとどめたのが良かったのかもしれません」と彼は分析します。
▼ケース2:放置したらそのままフェードアウトした
一方で、「放置」が別れに直結するケースもあります。20代のO型男性は苦い経験を語ってくれました。
「B型の彼女とデートを重ねていたんですが、仕事が忙しくなって連絡が取りづらくなったんです。最初のうちは『大丈夫だよ〜』と返事をくれていたのに、だんだん既読無視が増えて…」
約1ヶ月後、彼女から「最近会えてないし、自然と疎遠になったね」というメッセージが届き、事実上の別れを告げられたそうです。
「自分では『少し忙しいだけ』のつもりだったけど、彼女にとっては『もう興味がない』と映ったみたいです。もっとこまめに連絡しておけば良かったと後悔しています」
この事例では、B型女性の別の心理特性が見えてきます。B型は「熱しやすく冷めやすい」面があり、放置されると「あ、この関係終わりだな」とサクッと諦めてしまうことがあるのです。特に、まだそこまで深い感情が育っていない段階では、長期間の無連絡は「関係終了」のサインとして受け取られがちです。
また、B型の方は新しいことや刺激を求める傾向があります。長期間連絡がないと、自然と「別の楽しいこと」に意識が移ってしまうという特徴も影響しているのでしょう。
恋愛心理学の専門家は「B型の方は『今この瞬間』を大切にする傾向があります。だから、長く会えないと『今』を共有できない相手に対して、現実的な判断をしがちなんです」と解説します。
このケースから学べる対処法としては、完全に放置せず、頻度は少なくても連絡を続けることが挙げられます。「今日こんな面白いことがあったよ」など、軽い報告でも構いません。自分の存在をアピールし続けることが重要なのです。
また、もしフェードアウトの兆候を感じたら、テキストでのやり取りではなく、直接会って確認することも効果的です。B型の方はテキストだと適当に流してしまいがちですが、対面だと本音を話しやすい傾向があるからです。
「今思えば、忙しくてもランチだけでも会う努力をすべきだったと思います。顔を合わせていれば、もっと違う展開になったかもしれません」と彼は振り返ります。
▼ケース3:放置すると逆に「勝手に妄想」して熱を上げる
興味深いことに、放置されることで逆に相手への思いが強くなるケースもあります。30代のB型女性がその心の内側を打ち明けてくれました。
「好きな人に放置されると、逆に『あの人は今何してるんだろう?私のことどう思ってるんだろう?』と気になって仕方なくなるんです。SNSをチェックしまくって、『あ、この投稿私に向けてるのかな?』って勝手に解釈したり…自分で自分の気持ちを盛り上げてしまうんですよね」
彼女は照れくさそうに笑いながらも、率直に語ってくれました。「友達からは『それただの妄想じゃん』って言われるんですけど、放置されればされるほど『なぜ?』って考えて、逆に相手のことが気になっちゃうんです」
この心理には、B型女性が「謎」や「未完成」なものに惹かれる傾向が関係しています。すべてがはっきりしている状態よりも、少し不明瞭な部分があった方が「もっと知りたい」という好奇心が刺激されるのです。
放置されると「なぜ連絡してこないの?私のどこがダメだったの?」と考え始め、逆に執着が深まることもあるようです。また、実際よりも相手を理想化して考える傾向もあり、長く会わないことで「素敵な人」というイメージがどんどん膨らんでいくこともあるそうです。
「でも、実際に会うと『あれ?思ってたのと違う…』ってなることもあるんですよね」と彼女は自己分析を加えます。「だから、長く放置されるとかえって危険かも。勝手に理想の人に仕上げちゃうから」
このケースでの対処法としては、完全に放置するのではなく、少しだけ「謎」を残す接し方が効果的です。たまに意味深な投稿をしたり、予定をあえてぼかして「何してるんだろう?」と思わせるような言動が、B型女性の好奇心を刺激します。
ただし、彼女自身も「やりすぎると『この人、なんか怪しい』って不信感につながるから要注意です」と警告してくれました。
▼B型女性を放置するときの鉄則
これら3つのケースから見えてくるのは、B型女性を「放置する」という選択が諸刃の剣だということ。うまくいけば関係が深まるきっかけになりますが、やり方を間違えると一気に冷めてしまうリスクもあります。
ここで、B型女性との関係において「放置」を考える際の鉄則をまとめておきましょう。
まず、「完全無視」は避けるべきです。相手が気にならなくなるか、もしくはフェードアウトのリスクが高まります。適度に存在をアピールしつつ、距離を置くのがベストバランスです。
例えば「今日すごく面白い映画見たよ。◯◯さんも好きそう」といった軽いメッセージを送るだけでも、「あなたのことを考えているよ」というサインになります。
次に、B型女性が本当にあなたのことを好きかどうかは、放置したときの反応である程度わかります。本気で好きなら、多くの場合戻ってきます。ただし、そうでない場合はサクッと諦める傾向があるので、その見極めも大切です。
そして、もし彼女が戻ってきたなら、少しずつ距離を詰めていくのがコツです。いきなりベタベタと甘えすぎると、また逃げられる可能性があります。ほどよいペースで関係を深めていきましょう。
長年の恋愛カウンセリングを通じて感じるのは、B型女性の恋愛は「一貫性のある不一貫さ」を持っているということ。一見矛盾した行動も、その根底には「自由でありたい」という願望と「特別な存在でいたい」という欲求が同居しているのです。
あるカップルカウンセラーはこう語ります。「B型女性との関係は、相手を追いかけすぎず、かといって完全に放置もしない『絶妙な距離感』が鍵になります。彼女たちは自分の気持ちと向き合う時間も必要としているので、その空間を尊重することも大切です」
最後に、一人の女性として考えてみてください。誰しも「大切にされたい」「理解されたい」という気持ちがあります。血液型による傾向はあっても、一人ひとりの個性や価値観は違います。相手をしっかり観察し、その人らしさを尊重する姿勢こそが、どんな関係でも基本になるのではないでしょうか。
「放置」は場合によって最大のアプローチになることもあれば、一気に冷めるきっかけにもなります。彼女の日頃の態度や、放置後の反応をよく観察して、二人にとってベストな距離感を見つけてみてください。そこにきっと、より深い絆を築くヒントが隠されているはずです。
あなたの恋が実りますように。