「結婚して幸せになりたい」
これは、多くの女性が抱く自然な願いですよね。でも現実には、結婚したからといって必ずしも幸せになれるわけではありません。むしろ、相手選びを間違えると、人生の貴重な時間を取り返しのつかない後悔の中で過ごすことになりかねません。
私自身、結婚相談所でカウンセラーとして働いてきた経験から、「この人と結婚して本当に良かった」と思える男性と、「もっとよく見極めておけば良かった」と後悔する男性の違いがどこにあるのか、長年考えてきました。
そして気づいたのは、幸せな結婚をつかみ取るための「男性の選び方」には、意外にもはっきりとしたポイントがあるということ。今日はそんな、結婚後も幸せでいられる男性の選び方について、実際の体験談を交えながらお話ししていきたいと思います。
あなたがもし今、「この人と結婚していいのかな?」と迷っているなら、あるいは「いつか素敵な結婚をしたい」と願っているなら、この記事があなたの人生の大きな決断の助けになれば嬉しいです。
表面的な条件より大切なもの〜価値観の一致が幸せの鍵
結婚相手に求める条件として、「年収」「身長」「学歴」などをリストアップする女性は少なくありません。確かにこれらの条件も生活の安定や魅力を感じる上で無視できない要素かもしれません。でも、長い結婚生活の中で本当に大切になってくるのは、意外にもそうした「表面的な条件」ではなく、もっと根本的な「価値観の一致」なのです。
東京在住の早紀さん(32歳)は、結婚して3年目になります。彼女はこう語ります。
「私が夫を選んだ決め手は、実は価値観の一致でした。特にお金の使い方について。彼は私と同じく、『無駄遣いはしないけれど、価値あるものにはお金をかける』という考え方だったんです。交際中に旅行に行った時、『ホテルはちょっといいところに泊まりたいけど、食事は地元の安くて美味しい店を探したい』と言ったら、彼も全く同じことを考えていて。そういう小さな価値観の一致が積み重なって、『この人なら一緒にいて心地良い』と確信しました」
価値観の一致は特に以下の点で重要です:
お金の使い方
金銭感覚の不一致は離婚原因の上位に入るほど深刻な問題です。貯金派と浪費派、リスクを取る投資が好きな人と安全志向の人では、日々の生活で摩擦が生じやすくなります。
大阪在住の由美子さん(35歳)は、最初の結婚で失敗した経験をこう振り返ります。
「元夫は見栄っ張りで、収入に見合わない高級車を購入したり、友人との付き合いにお金を使いすぎたりして。私は将来のために貯金したかったのに、彼は『今を楽しむことが大事』と言って聞く耳を持ちませんでした。最終的には借金問題も発生して…。今の夫とは事前にお金の使い方について徹底的に話し合い、家計のルールを決めました。おかげで4年間、お金のことで一度も大きなケンカをしていません」
子育ての方針
子どもを持つ予定のカップルにとって、子育て方針の一致は非常に重要です。教育方針、しつけの厳しさ、親の関わり方など、子育てに関する考え方が大きく異なると、子どもが生まれた後に深刻な対立を招くことがあります。
福岡在住の真由美さん(38歳)は2人の子どもを育てながら、こう語ります。
「夫を選んだ理由の一つは、子育てに積極的に関わりたいと言ってくれたこと。実際、彼は約束通り育児に参加してくれています。でも友人の中には、『子育ては母親の仕事』という価値観の夫と結婚してしまい、全てを一人で抱え込んで疲弊している人も。子どもが生まれる前に、どんな親になりたいか、しっかり話し合っておくべきだったと後悔していました」
生活スタイル
「早起き派」と「夜型」、「整理整頓が大事」と「多少散らかっていても気にしない」、「休日は外出したい」と「家でゆっくりしたい」など、生活スタイルの違いは日常的なストレスの原因になります。
札幌在住の健太さん(34歳)はこう話します。
「妻と出会って良かったと思うのは、お互いに『休日は自然の中でアクティブに過ごしたい』という価値観が一致していたこと。結婚前から一緒にハイキングやキャンプを楽しんでいましたが、友人の中には『彼女は家でのんびり、自分は外で遊びたい』というカップルもいて、休日の過ごし方でいつも揉めていました。小さな価値観の不一致が、長い時間をかけて大きなストレスになるんだなと実感しています」
価値観の一致を確認するためには、交際中にさまざまなテーマについて率直に話し合うことが大切です。「お金の使い方」「子育て」「親との関係」「キャリア」「宗教や政治観」など、普段あまり深く話さないテーマこそ、結婚前に確認しておくべきでしょう。
困難を乗り越える力〜コミュニケーション能力の重要性
どんなに価値観が合っていても、人生には予期せぬ困難がつきものです。そんな時に試されるのが、お互いのコミュニケーション能力です。特に男性のコミュニケーション能力は、長い結婚生活の中で幸せを維持するための重要な要素となります。
名古屋在住の恵さん(40歳)は、15年の結婚生活をこう振り返ります。
「主人を選んで良かったと思うのは、彼が本当に話を『聞く』人だったから。ただ黙って聞くだけでなく、私の言いたいことを理解しようとしてくれる。夫婦喧嘩をしても、お互いの気持ちを伝え合うことで必ず解決策を見つけられました。結婚して15年、子育てや親の介護など大変なこともあったけれど、『一緒に乗り越えよう』と言ってくれる彼がいたから頑張れたんです」
良好なコミュニケーション能力を持つ男性の特徴として、以下のようなものが挙げられます:
話を最後まで聞く姿勢
自分の意見を押し付けるのではなく、相手の話を最後まで聞く姿勢は、信頼関係の基礎となります。
京都在住の美香さん(36歳)は言います。
「夫は私が何か話すとき、スマホを置いて目を見て聞いてくれます。『それで?』『うんうん』と相づちを打ちながら。こんな『当たり前』のことが実はとても大切だと、友人たちの話を聞くたびに実感します。『夫は私の話を聞いてくれない』という不満を持つ友人が多いんです。交際中から彼の『聞く姿勢』に惹かれていましたが、結婚後の今、それが最大の魅力だと感じています」
感情を適切に表現できる
「男は黙ってなんぼ」という古い価値観から脱却し、自分の感情を適切に言葉にできる男性は、誤解やすれ違いを減らすことができます。
横浜在住の拓也さん(37歳)はこう振り返ります。
「僕は元々、感情を表に出すのが苦手でした。妻から『あなたが何を考えているのか分からない』と言われることが増え、関係が悪化したんです。カウンセリングを受けて、自分の気持ちを言葉にする練習をしました。最初は恥ずかしかったけど、『嬉しい』『悲しい』『不安』といった感情を素直に伝えるようになったら、妻との関係が驚くほど良くなりました。今では『感情を言葉にする』ことが習慣になっています」
問題解決志向がある
単に不満を言い合うだけでなく、「どうすれば解決できるか」を一緒に考えられる姿勢は、長期的な関係維持に不可欠です。
広島在住の真紀さん(42歳)は結婚10年目で言います。
「夫の素晴らしいところは、問題が起きたとき『誰のせいか』を追求するのではなく、『どうすれば良くなるか』を考えること。子どもが生まれて生活が一変した時も、『僕ができることは?』と具体的な解決策を提案してくれました。こういう姿勢のおかげで、どんな困難も二人で乗り越えられるという安心感があります」
コミュニケーション能力は生まれつきのものではなく、努力で向上させることができます。交際中に「この人とは話しやすい」「理解してもらえている」と感じられる相手なら、結婚後も良好な関係を維持できる可能性が高いでしょう。
信頼の基盤〜誠実さと約束を守る姿勢
「この人なら大丈夫」と心から信頼できる相手かどうかは、結婚生活の安心感を左右する重要な要素です。特に男性の誠実さや約束を守る姿勢は、長期的な信頼関係を築く上で欠かせません。
仙台在住の智子さん(39歳)は、再婚して5年目になります。彼女はこう語ります。
「前の夫は表面上は優しかったのですが、嘘をつくことが多くて。小さな約束を平気で破ったり、言ったことと行動が一致しなかったり。最終的には浮気が発覚して離婚しました。今の夫を選んだ一番の理由は『誠実さ』です。彼は『5時に迎えに行く』と言ったら必ず5時に来るし、『やる』と言ったことは必ずやり遂げる。この信頼感が、私にとって何よりも大切なんです」
誠実で信頼できる男性の特徴として、以下のようなものが挙げられます:
約束を守る
小さな約束でも必ず守る姿勢は、信頼関係の基盤となります。逆に、些細な約束を軽視する人は、大きな約束も守れない可能性があります。
北海道在住の明美さん(33歳)はこう話します。
「夫と付き合い始めた頃、『映画を観に行こう』と約束していたのに、彼が友人と飲み会に行って現れなかったことがありました。その時、彼の友人から『いつも約束すっぽかすよね』と言われて、大きな赤信号を感じました。でも『好き』という気持ちで目をつぶってしまい…結婚後も約束を守らない癖は直らず、最終的には離婚することに。今思えば、交際中の『小さな違和感』をもっと真剣に受け止めるべきでした」
言行一致している
「言うこと」と「やること」が一致している人は、信頼できるパートナーになる可能性が高いです。逆に、理想や建前ばかり語るのに行動が伴わない人は要注意です。
千葉在住の康子さん(44歳)は20年の結婚生活をこう振り返ります。
「夫は『男女平等が大事』と言うだけでなく、実際に家事や育児を分担してくれました。最近『イクメン』を自称する男性も増えましたが、言葉だけの人も多いようです。友人の夫は『育児を手伝うよ』と言いながら、実際は仕事を理由に何もしない。言葉と行動の一致は、交際中からよく観察すべきポイントだと思います」
困難な状況でも逃げない
人生には予期せぬ困難がつきものです。そんな時に「一緒に立ち向かう」姿勢を持つ人は、生涯のパートナーとして信頼できます。
東京在住の裕子さん(41歳)はこう語ります。
「結婚して2年目に私が難病を発症しました。突然の出来事で、正直『夫に見捨てられるかも』と不安でした。でも彼は『一緒に乗り越えよう』と言って、仕事を調整しながら通院に付き添ってくれました。病気になって初めて、彼の本当の誠実さを知ったように思います。交際中は順風満帆でしたが、困難な状況でこそ、相手の本質が見えるんだと実感しました」
誠実さや信頼性は、長い時間をかけて確認する必要があります。交際期間中にさまざまな状況を共有し、相手がどのように行動するかを見極めることが大切です。特に「困った時」「予定が狂った時」「ストレスがかかる状況」での振る舞いに注目すると、その人の本質が見えてくるでしょう。
家庭を持つ意欲と成熟度〜「夫」「父親」になる覚悟
結婚は単に「恋人同士が一緒に暮らす」ということではありません。「家庭を築く」という新たなステージに進むことであり、そのためには「夫」「父親」としての自覚と覚悟が必要です。特に男性の場合、この「家庭を持つ意欲」と「精神的成熟度」は、良きパートナーになれるかどうかを左右する重要な要素となります。
神戸在住の友美さん(37歳)は言います。
「夫を選んだ決め手は、彼が『家庭を持ちたい』という強い気持ちを持っていたこと。単に『結婚したい』ではなく、『家族を大切にしたい』という思いが伝わってきました。実際、結婚して子どもが生まれた後も、彼は『家族の時間』を何よりも優先してくれます。休日は必ず家族と過ごすし、子どもの行事には可能な限り参加する。『家庭を持つ』ということへの意識の高さが、今の幸せな家族の基盤になっていると思います」
家庭を持つ意欲と成熟度を見極めるポイントとして、以下のようなものが挙げられます:
将来のビジョンを語れる
「どんな家庭を築きたいか」「子どもにどんな親でありたいか」といった将来のビジョンを具体的に語れる人は、家庭を持つことへの意識が高い証拠です。
静岡在住の香織さん(35歳)はこう振り返ります。
「交際中、彼は『将来は郊外に家を建てて、庭で子どもと遊べる生活がしたい』と具体的に話してくれました。そして『自分の父親は仕事ばかりだったから、自分は子どもとしっかり向き合える父親になりたい』とも。こういう具体的なビジョンを持っていることに惹かれましたね。実際、今は彼の描いた通りの生活をしていて、彼は素晴らしいパパになっています」
自分の親との関係性が良好
心理学では「男性は自分の父親のように、女性は自分の母親のように振る舞う傾向がある」と言われます。特に男性の場合、自分の親との関係性や家族に対する態度が、将来の夫・父親としての姿を予測する手がかりになります。
福岡在住の美樹さん(36歳)は言います。
「夫が両親を大切にする姿を見て、『この人なら家族を大事にしてくれるだろう』と感じました。実家に行った時、お父さんと楽しそうに会話する姿や、お母さんに感謝の気持ちを素直に伝える姿に好感を持ちました。実際、結婚後も私の両親を自分の親のように大切にしてくれますし、子どもたちにも愛情深いパパです。男性と両親の関係は、将来の家族関係を映す鏡だと思います」
経済的・精神的な自立ができている
家庭を支えるためには、経済的な自立はもちろん、精神的な自立も重要です。自分の感情や生活をコントロールできる成熟度は、安定した家庭を築く基盤となります。
大阪在住の正子さん(43歳)はこう語ります。
「前の夫は経済的には問題なかったのですが、精神的に未熟で。ちょっとしたことで感情的になったり、ストレスを家族にぶつけたりすることが多くて。今の夫を選んだのは、彼の『大人としての落ち着き』に惹かれたから。困ったことがあっても冷静に対処できるし、自分の感情をコントロールできる。子どもが思春期を迎えた今、そんな夫の精神的な安定が家族の支えになっています」
家庭を持つ意欲と成熟度は、日常の小さな言動や行動パターンから見極めることができます。特に「自分の時間や趣味をどこまで大切にするか」「ストレスにどう対処するか」「困った時にどう行動するか」といった点に注目すると、その人が家族の一員として共に歩める人かどうかが見えてくるでしょう。
具体的な成功例と失敗例から学ぶ
実際の体験談から学ぶことは多いものです。ここでは、結婚して幸せになれた「成功例」と、後悔につながった「失敗例」を紹介し、そこから得られる教訓を考えてみましょう。
成功例:価値観の一致とコミュニケーションで幸せをつかんだケース
名古屋在住の彩香さん(34歳)は、結婚して6年目になります。彼女の体験はこうです。
「私たちは婚活パーティーで出会いました。最初は『この人で大丈夫かな』と不安もありましたが、デートを重ねるうちに価値観がピッタリ合うことに気づいたんです。特に『シンプルな生活が好き』『物より経験にお金をかけたい』という点が一致していました。
結婚前に、お互いの家計観や将来設計について徹底的に話し合ったのも良かったと思います。『子どもは何人欲しいか』『老後はどう過ごしたいか』といったテーマについても率直に意見を交換しました。
結婚して6年、子どもも2人生まれて生活は変わりましたが、基本的な価値観が合っているので大きな衝突はありません。何より夫とは何でも話せる関係性が築けていて、小さな問題もすぐに解決できます。『この人を選んで本当に良かった』と心から思っています」
彩香さんの成功例から学べることは、以下の点です:
- 価値観の一致(特に生活スタイルやお金の使い方)が重要
- 結婚前に将来について具体的に話し合うことで、ミスマッチを防げる
- オープンなコミュニケーションが、長期的な関係維持の鍵
失敗例:表面的な条件に惑わされてしまったケース
東京在住の真理子さん(39歳)は、最初の結婚で失敗した経験をこう振り返ります。
「元夫は、見た目も良くて仕事も順調、共通の趣味もあって『理想の相手』だと思っていました。でも結婚して1年も経たないうちに、生活の細かいところで価値観の違いが目立つように。
彼は見栄っ張りで、収入以上の生活を求める人でした。高級レストランでの食事や、ブランド品など、外見的なステータスを重視する価値観。私は質素でも心の豊かさを大切にしたかったので、日々の生活で衝突が増えていきました。
さらに、コミュニケーションの取り方も合わなくて。私が悩みを相談すると『そんなこと気にするな』と一蹴されることが多く、だんだん話すのが怖くなっていきました。結局3年で離婚することに…。
今思えば、交際中から『ちょっと違うかも』と感じる場面はあったんです。でも『素敵な人だから』という表面的な印象に惑わされて、小さな違和感を無視してしまった。もっと日常生活での価値観や、コミュニケーションの質を見るべきだったと後悔しています」
真理子さんの失敗例から学べることは、以下の点です:
- 表面的な条件(外見、職業、収入など)だけで判断すると後悔する可能性が高い
- 交際中の「小さな違和感」は、結婚後に「大きな問題」になることがある
- 価値観の不一致は日常生活で具体的な摩擦を生む
結婚相手を選ぶ際の実践的アドバイス
これまでの体験談や知見を踏まえて、結婚相手を選ぶ際の実践的なアドバイスをまとめてみましょう。
さまざまな状況で一緒に過ごす
デートの内容を意識的に変えてみましょう。「楽しい時間」だけでなく、「困った時」「退屈な時間」「ストレスがかかる状況」など、様々な場面での相手の反応を見ることが大切です。
札幌在住の由紀さん(38歳)はこう言います。
「交際中に夫の実家に行ったり、私の甥っ子と一緒に遊んだり、急な雨で予定が狂った時の対応を見たり…。様々な状況で一緒に過ごすことで、彼の本質が見えてきました。特に『予定通りにいかない時』の対応は、その人の柔軟性や問題解決能力を知る良い機会になると思います」
時間をかけて相手を知る
「スピード婚」が必ずしも悪いわけではありませんが、様々な状況を共有するためには、ある程度の時間が必要です。四季を通じて付き合うことで、相手の多面的な姿を知ることができます。
横浜在住の直子さん(41歳)はこう振り返ります。
「私たちは1年半の交際期間を経て結婚しました。その間、お互いの家族と会ったり、友人を紹介し合ったり、旅行に行ったり…。彼の『日常』と『非日常』の両方を見ることができました。特に夏の暑い時期の過ごし方や、クリスマスなど特別な日の価値観など、季節を通じて見えてくるものがあります。焦らずに時間をかけて相手を知ることで、後悔のない選択ができると思います」
親しい人の意見に耳を傾ける
恋愛中は相手の良い面だけを見がちです。客観的な視点を得るために、親しい友人や家族の意見に耳を傾けることも重要です。
神戸在住の麻衣さん(35歳)はこう語ります。
「交際中、親友から『彼、あなたの話をちゃんと聞いてないよね』と指摘されたことがありました。当時は『そんなことない』と反発したけど、今思えば的確な観察だったんです。結婚後、彼の『聞いてない』態度に何度もイライラしました。周りの人は案外冷静に相手を見ているもの。特に『この人のここが気になる』というネガティブな意見こそ、真剣に受け止めるべきだったと思います」
「譲れないポイント」を明確にする
全てが完璧な相手はいません。「ここだけは譲れない」というポイントを自分の中で明確にしておくことが、ブレない選択につながります。
京都在住の奈緒子さん(40歳)はこう話します。
「私の『譲れないポイント』は、『家族を大切にする姿勢』と『誠実さ』でした。収入や外見は正直そこまで重視していなかったんです。だから夫は高収入ではありませんでしたが、家族第一で誠実な人柄に惹かれて結婚を決めました。15年経った今でも、その選択に後悔はありません。自分にとって本当に大切な価値観は何かを明確にすることで、表面的な条件に惑わされずに済むと思います」